伝統工芸とファッション。
小学生の頃、夏休みの課題で「習字」がありました。
お題は 温故知新 。
この言葉の意味すら知らずに、一生懸命筆を走らせたのを覚えています。さて、この四字熟語の意味を改めて考えてみましょう。
「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」
・・・むう、訓読するとこう分解されるんですね。
古きをたずねて新しきを知る、即ち、先人の知恵に学ぶこと。
ファッションの世界だけじゃありませんが、いつの時代だって「クラシック」「オールドスクール」なスタイル...昔を振り返り今に価値を見出す作業は必然になっていると思います。
昔のかっこいいスタイルを、今の時代に照らし合わせてみる・・・
そうすると、かゆいところに手が届く...というか、
かえって新しく感じる。
Plant&Soilでは、2年前から京都の「ひなみ」さんとタッグを組んで、ヴィンテージの着物や羽織生地を活用したシャツを製作させて頂いています。
今回で3シーズン目を迎える「HAORI SHIRT」プロジェクト。
今季も抜群の雰囲気に仕上がりましたので、ちょこっとご紹介させてください★
HAORI SHIRT PROJECT.
Plant&Soil × HINAMI(KYOTO)
-TOKYO HONZOME YUKATA-
これまで、1950〜1970年代の女性の羽織用のヴィンテージシルクを使用したシャツを製作してきましたが、今季はまたグレードアップ。
ヴィンテージの浴衣生地をセレクトさせて頂きました!
来たる夏にはもってこいの素材感と雰囲気♪
単純にカッコいいッ!
そして、さらにプレミアムなラインとして、江戸の伝統工芸である「東京本染め」の生地を一部セレクトしています!
機械化が進み、効率が重視されるなか、東京本染めは「注染-ちゅうせん-」という伝統的な染織方法を採用しています。簡単に言えば、オールハンドメイドです。
生地の型掘りから、糊付け(糊で染織する部分としない部分を分ける)、生地を染める時はやかん(塗料を落すやかんのような筒状の道具)を使って、丁寧に色を染み渡らせます。
ご覧なりました?!
この鮮やかな染織の揺らぎ。シルクスクリーンと違って、ハンドメイドならではの「にじみ」が出ます。この色にじみのことを属に「色ブレ」と言うのですが、
味わい深い色ブレを出すのが職人の腕の見せ所だったりします。
ホンモノの本染めかどうかは生地の裏地を見れば一目瞭然。
本染めの生地は裏表ともに染料が染み込んでいるんです。
ご覧の通り、表も裏もしっかりと染まっていますね♪
我慢出来ず・・・
早速、袖を通してみました。
そりゃ、キモチ良いに決まってます!
なにせ、もともと、浴衣の為に作られた生地ですからね♪
シルエットは、僕らのオリジナル♪
ユルいサイジングに大きく開いたサイドスリット。
暑さのまとわりつく真夏に・・・機能的にもGOODです。
これからやって来る真夏に映える色!キモチ良い素材!機能美シルエット!
・・・・しかも、全部1点モノときたもんだ!!こりゃ持っておくべき!な1枚じゃないでしょうか??
この夏の激レコメンアイテム!
ぜひ、詳細は店頭でご覧下さいね♪
皆さんのご来店を心よりお待ちしています。
それでは、後ほど♪♫
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Written by ・・・・・・・・・☀︎
Plant&Soil Producer/Dan Shinjo.
★僕の絵本が発売されました!こちらもぜひご覧下さい☆
-Danson PICTURE BOOKS -
〝アゴリタおじさんの幸せのタネ〟
1,800円(税込) 24ページ (A4サイズ)
オフィシャルサイト:
https://info43778.wixsite.com/agoritaseed
お問い合わせ先: smile.mrdonk@gmail.com
1-1-3 Asato Naha Okinawa JPN.
098-943-0017
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