畑と人をファッションでつなぐ...民俗写真家 芳賀日出男とコラボしたKEIMENの 超貴重なTシャツが完成しました!
7月に開催したKEIMENのプレオーダーイベントからちょうど1ヶ月…イベント会期中に一際異彩を放っていたあのアイテムが遂にRide on♫
農業、とりわけ畑仕事にフォーカスを当てたプロダクトを発信し続けるKEIMENが今回満を持して、スペシャルなTシャツをリリースします♫
世界で最も「祭」行事が多いことで知られる日本。北は北海道、南は沖縄...日本各地で無病息災や豊年満作を願い、土地の神々を崇拝し祈りを捧げる儀礼が行なわれています。今から2500年前に始まったとされる弥生時代から、日本人は農業に親しむ農耕民族として、厳しい自然環境を前にもくじけず、それぞれが信じる土地の神々を心の拠り所にしながら土地を耕し続けて来ました。
1921年に中国・大連で生まれた芳賀日出男氏は、慶応義塾大学在学中に民俗学者である折口信夫氏の講義を受け、日本の村祭文化に興味を抱き、以後、フリーランスの民俗写真家として活動をスタート。当時としては、未だ日の目を浴びていなかった民俗写真の分野を牽引した芳賀氏は1958年に初の個展「田の神」を開催。翌年には写真集『田の神 日本の稲作儀礼』(平凡社)を刊行。1970年には大阪万博の「お祭り広場」のプロデューサーに任命された後は、日本を飛び出し世界中の祭事文化について調査を始めました。
※ 民俗写真家という肩書きで70年以上活動された芳賀氏は100歳を超えた今も尚、長男で同じく写真家の日向氏と共に活動を続けています!!
この度、「日本文化と農」というテーマをファッションに落としこんできたKEIMENと芳賀氏がコラボしたスペシャルなフォトTeeをリリース致します。もちろん、写真は芳賀氏がこれまで日本各地を巡って撮影して来た至極の一枚をセレクト!!なんとも貴重で贅沢なアートワークが光る一枚です!!
PHOTO PRINT Tee Artwork by 芳賀日出男.
A.一種の種から WHITE
B.山屋の田植え踊り BLACK
C.榊鬼 BLACK
SIZE:XL.
¥10,890(税込).
“一粒の種から”愛知県大治町 -1956年-
握りしめた拳の間から種佅は水苗代にまかれ静かに沈んでいく。稲は日本人にとって単なる栽培植物以上のものがあり、田の神への日本人の心を写真に撮るという芳賀氏のライフテーマを象徴する一枚。
“山屋の田植え踊り” 岩手県紫波町 -1965年-
子どもたちが大地を強く足で踏みしめ、大地にひそむ邪悪な霊を追い出し、田の神様を迎え、春を呼ぶ。女装した青年たちが大きな花笠をかぶり、激しくくるくる廻して踊る。華やかな踊りで神様に喜んでもらうのだ。青年たちは地区の家々を訪れて幸を与えていく。この時期最大の娯楽であった。
“榊鬼” 愛知県北設楽郡東栄町月 -1972年-
愛知県の秘境、奥三河に11月から1月にかけて十数か所で夜を徹して行われる「花祭」という神楽がある。
山の神の化身である榊鬼は湯立ての伽の前に立ち、力強く大地を踏む。この所作を反閇(へんばい)といい、地下にひそむ悪霊を制圧する。鎌倉時代に伊勢からやってきた山岳修験道者によって伝えられたという。
芳賀氏は民俗学を学ぶことは、それ即ち、その土地の人々の人生を学ぶことと同意であるとおっしゃっています。その土地その土地の風習や文化的価値、ムラのなかでの役割や家族の在り方...そういった生きて行く上で必要な細やかな要素が一つにまとまったのが祭事です。
祭で身につける衣装や神様をあしらった仮面、その場で振る舞われる料理等々...実は全てに意味があり、それを知ることで、現代のように社会が発展した世の中に居ながらにして、昔の生活が目の前に鮮明に蘇ってくるかのような感覚を覚えます。
芳賀氏の撮影する躍動感、そして瑞々しさを纏った貴重な作品を鮮明にプリントした一枚...これは、コレクションとして持っておきたい!!そんな衝動に駆られ、全色大人買いしようとしている僕なのでした。。。皆さん!早い者勝ちですからね!よーいドン!!
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Written by ・・・・・・・
Plant&Soil Producer/Dan Shinjo.