祭りのあとの寂しさ WWW2016。
“祭りのあとの寂しさが 嫌でもやって来るのなら・・・”
吉田拓郎が名曲「祭りのあと」のなかで、淡々と語り出したあの世界にまさに今僕は立ちすくんでいます。
昨日参加させて頂いたWHAT A WONDERFUL WORLD(以後 WWW).
いやぁ〜〜ホントに最高でした♫
出演する豪華なアーティストの皆さんはもちろん!・・・
その抜群のロケーションとオーディエンスの音楽を純粋に楽しもうとする姿勢をビシビシ身体で感じ、終始陶酔しきっていました。
そして、WWWが終わった翌日の今日・・・今です。
昨日と変わらず真っ青な空からサンサン降り注ぐ真夏の太陽よ・・・🌞
憎いぞ・・・。こんな天気が続くもんだから、
「もしかしたら、まだあのステージでは今も誰かが歌っているんじゃないか、そして、誰かがまたその歌にあわせて拳を青い空に突き刺しているのではないか」と錯覚してしまうじゃないか・・・!
祭りの後の寂しさよ、、、こればっかりはなかなか拭えない。
どうやって気を紛らわそうか・・・・結局、性懲りも無く昨日のセットリストをまた流してしまって、さらにその寂しさに拍車をかける始末。。。。
WWW二日目(最終日)は、僕の友人でもあるタッちゃんや難波兄さんのバンド「TOREMONO」も出演するということで、ずっと楽しみにしていたんです!
案の定、さすがのTOREMONO節。スカやサーフ、レゲェを彼らの個性とフュージョンさせた唯一無二のサウンド・・・♪♫♬ ビーチステージだったこともあって、音楽が景色に溶け込んで、まぁ、キモチいい!!普段テキーラを呑まない僕ですが、もし、ステージ横にテキーラスタンドがあったら、ぶっ倒れるまで呑んでいたに違いない笑
TOREMONOの皆、素敵な時間をありがと=!!
初見でしたが、キレキレBIG UPサウンドが胸に響いたWANIMAではじまり.....浅草ジンタ、ねごと、チャットモンチー、山嵐、オルケスタ・デ・ラ・ルス(アルベルト城間/宮沢和史)、真心ブラザーズ、RIZE、赤土、レキシ、RYUKYUDISKO、リップスライム、DRAGON ASH・・・その後に続く、最高のアーティスト布陣。
熱気は切れること無く、むしろ、続々と登場するバンドやシンガーの個々の色がステージ上に幾重にも重ね塗られて、どんどんと色めき立ち、僕ら会場のオーディエンスは常にハイテンション♪
実は、僕のオフクロもWWWに参加していました♪
オフクロにとって、きっと生まれて初めての「ロックフェス」....。
オフクロのお目当ては「THE KING ALL STARS」。我らが若大将「加山雄三」さんを中心とする精鋭アーティストの集団。文字通り「ALL STARS」。
エレキの重厚なサウンドをステージ振り落としながらも、加山さんの歌声はいつだって優しい。「夜空の星」が流れた時にはグッと来ちゃった・・・。ふと見渡せば、大観衆・・・後から聞いたところ、オフクロとそのお友達は若者に負けじ、最前線で声を張り上げていたらしい。老若男女関係なく、音楽は誰にでも等しく最高のカンフル剤。
途中、加山さんが「いやいや、俺はもうジジ大将だよ」なんて、茶目っ気たっぷりに話していたけれど、いやいやアナタはいつまでたっても若大将。
きっと、加山さんの昔と変わらないプレイはオフクロに若い頃を思い出させたに違いないのです。スチャダラパーのシークレット出演もあって、大いに会場を盛り上げてくれたTHE KING ALL STARS.... パワー頂きました!!有り難うございます★
WWW終盤の 「RIZE⇒RIP SLYME⇒DRAGON ASH」 の流れは、僕ら世代にはたまらないラインナップ!!! おかげさまで、喉もガラガラ、足はモッシュでやられ、眼鏡はぐにゃりと曲がってしまいましたが笑・・・・熱中していると周りが見えなくなるもの。
・・・気づいたら、もう夜になっちゃった。
「まだまだ終わるな!」・・・と、いつか終わってしまうこの最高の夜にしがみつきながら、目の前の最高のパフォーマンスに身も心も委ね、酔いしれた。
見上げれば、三日月らしい三日月がちょこんと浮かんでいて、ちょうどその欠けた部分をすり抜けて、飛行機がビュンビュンそれぞれの目的地に飛んで行きました。いつもなら、気になる飛行機の音も、この日ばかりはフェスの「熱気」に追いやられ・・・
そして、フィナーレへ・・・・!
大トリであり、WWWの主催者であるMONGOL800がステージに出て来た瞬間、会場中が拍手喝采。沖縄でこれだけのフェスを現実に開催させてしまうMONGOL800。
恐れ入ります。・・・それもこれもメンバーの皆さんの沖縄を盛り上げよう、沖縄を面白くしよう!という強いキモチがあってこそ。
1996年、当時全盛期を迎えていたOASISがネブワースパークで開催した伝説の25万人LIVE。「これは歴史なんだ、まさに今、この場所こそ歴史なんだ!」と歓喜のステージ上でノエル・ギャラガーが言い放ったあの言葉が、なぜか、WWW最後のステージを見ていて心に浮かんで来た。・・・けれど、それは一瞬で「違うな」と打ち消された。
血気盛んな当時のOASISは、やっぱりジブン達が今世界を動かしているという自負を持っていた。だからこそ、あの「歴史」発言があったんだと思う。ところがドッコイ、
MONGOL800はと言えば、全く偉ぶりもしない。あれだけの人気があれば、どこか「天狗」になっても誰も怒らない。けれど、彼らは全く普段着のまま。
ただただ、生まれ故郷の沖縄を音楽というフィルターで盛り上げようとしている。
・・・と思ったら、今度はWWWを見に来る沖縄以外のお客さんに対しては、沖縄のアーティスト(過去には与世山澄子さんや古謝美佐子さんも出演)を紹介する等、内地の皆さんに向けてもしっかり驚き楽しんでもらえるような配慮を見せている。
ロックフェスは星の数程あるけれど、WWWはひと味違う....
WWWの根底にはモンパチの皆さんの沖縄愛があり、その想いに呼応して、素敵なアーティストが集まっている。だから、WWWはあれだけのお客さんが集まるんだと思います。そんなことをぽーっと考えていたら、「琉球愛歌」が流れて来て・・・やはりそうだなと腑に落ちました。
いずれにせよ、 楽しい時間もいつか終わりが来て、また次の楽しいコトが動き出すわけです。沖縄の長い夏も昨日で一段落したかのように、夕暮れの沖縄は涼しい......
フェスが終わり、喉がカラカラ......
僕らも楽しい時間をもっともっと作って行けるように精進します!
沖縄は魅力的な島ですし、魅力的な人がたくさんいますから、予定調和で埋もれること無く、そんな素敵な人達に負けないように、また今日から一致団結力を合わせてみんなで頑張って行きましょう。
モンパチの皆さん、参加された素敵なアーティストの皆さん、携わった関係者の皆さん、最高のフェスでした。ありがとうございました!!
Written by ・・・・・・・・・☀︎
Plant&Soil Producer/Dan Shinjo.
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