12月15日は僕らにとって、特別な1日です。
今日は蔡温ストリート結成メンバーの一人、大城光太兄貴の三回忌。
時間の流れは本当に早いものです。
光太さん、今朝アナタが生前履きまくって、スケボーしまくっていたあのコンバースに触りました。沖縄の刺すような日射しと何度かやって来た猛烈な台風に耐え、まだ僕らのストリートの真ん中で元気に吊り下がってますよ。
アナタと出会ったのは、俺が20歳そこらの時だったから10年以上前になるけれど、出会った時の「衝撃」は忘れません。ビールが好きで、スケボーが好きで、服が好きで、ロックンロールが好きで、なにより人が好きだったアナタ。いつもアナタの周りには、イカした仲間で溢れていました。時には、酔って馬鹿をしても、翌日にはケロっといつも通り。ストリート魂をいつも忘れず、渋谷で飲む時はだいたい「コンクリの上」でしたね。
俺が沖縄に戻って、ショップを開くという話をした時、もともとギョロっとした目をこれでもか!と、更にかっ開いて、「いいね!がんばれがんばれ!応援するぜ!」と言いながら、「俺も店やりたいんだ。先越されちまった」と言って、悔しがっていたアナタ。 ファッションの力はデカい。その力を信じて沖縄を面白くしよう!!お互いキモチは一緒だったから、それがとても嬉しくて、朝まで熱く酒を酌み交わしたっけ。
それから、2年の歳月が過ぎ、2015年の梅雨が明けた頃。僕らのショップの横には汗水流してトンカチを振るうアナタがいました。こだわりの強いアナタはジブンのショップをDIYで作るんだ!と意気込んで、毎日朝から晩まで工事に明け暮れていました。
uno dos tres .
ショップ名が決まり、ショップカードが出来た時、「どうも、uno dos tresの大城です」と自慢げにカードを差し出してきたアナタの顔を今でも覚えています。
GERO兄、そして、BAR TRECEのよっちゃん。3名で力を合わせて店を作り、7月4日の僕らの1周年に合わせて、ショップをOPEN。
オープンイベント当日は、たくさんのお客様に来て頂きました。
イベントの前に皆で打ち合わせて、ショップ前の通りに名前をつけました。
ここから、「新しいカルチャーを発信(SAY ON)していこう。」そんな目標を打ち立て、名付けたのが...
蔡温ストリート(♯SAYON_STREET)
多くのサポートを受けて、今ではこの通りの名前も浸透してきたように思います。
店の前でBBQをしたり、流し素麺大会をやったり、魚釣りをしたり・・・(笑)
蔡温ストリートをもっともっと多くの皆さんに知ってもらうため、楽しんでもらうために、面白そうなことは片っ端から手を出した1年間(笑)...「あの通りのお店は何屋さんなの?」とよく聞かれました😂
アナタの持ち前のリーダーシップに何度も助けられました。
今、アナタは遠く空の上から、僕らをどんな顔で見守っているのでしょうか。きっと、こんなコトをわざわざBlogで書いていることを知ったら、アナタは得意の中指を立てて笑うのでしょう。
アナタがこの世を去って、2年。たくさん泣いたし、もちろんたくさん怒って、正直疲れましたよ(笑)でも、その分、仲間のことを大切に思うことが出来たし、生きるということの難しさを実感しました。綺麗事だけでは片付けられないことも幾つも乗り越えて、壁にぶつかって、未だにあがいています。でも、あがくことは恥ずかしいことじゃありませんよね。
僕らは今、やりたいことで溢れています。そして、今僕らがやりたいことを信じています。アナタがこのストリートでやり遂げたかったこと、それは正直今の僕らには知る由もありませんが、ただ、アナタがいたことで出会えたこの仲間と経験を信じ抜いてこれからを生きていこうと思います。
信じるキモチがなによりのパワーだと思うんです。
アナタも信じていたはずのファッションの力。
残念ながら、アナタは途中でバトンを落してしまいましたが、2年という月日が経った今、ようやく俺らはそのバトンを拾えた気がするんです。
バトンをスコップに変えて、僕らはこれから僕らの道を拡げて行きます。
見て下さい。僕らには大切な仲間がこんなにいます。これは、アナタがつないでくれた仲間です。
最初に言いましたが、アナタのコンバースは蔡温ストリートにあります。だから、たまにはスケボーでもやりに遊びに来て下さいね。
俺らは相変わらず、毎日騒々しくやってます。昼も夜も、あなたと一緒に作った蔡温ストリートは大好きな仲間で溢れています。
uno dos tresの船長 GERO兄は、来年から新しい船に乗ることになりました。そっちの世界からパワー送ってね。
背景 大城光太さん、アナタは名前の通り出会った時から、キラキラと図太い光を放って、多くの人に愛されていました。その頼もしさに俺は時々嫉妬もしました(笑)
そして、これまた、名前の通り、光のような早さで亡くなってしまいましたが、アナタと生前話した夢や目標は変わること無く、俺らで繋いで行きますので、安心してください。きっと、僕らはソレを達成します。その時は、もしかしたら、逆にアナタが僕らを見て嫉妬するのでしょうね。...アナタが嫉妬して、神様に「ちょっと早く生まれ変わらせて!」ってお願いするくらい(笑)、俺らはこれからを思い切り生きて行きます。
人はいつか死ぬ・・・当たり前のことだけれど、僕はどこかその事実に目を背けていました。でも、アナタがこの世を去り、改めて人生の儚さを思い知りました。同時に、一度の人生をどう生きていくべきなのかを考えるようになりました。
でも、ありがとうとは軽はずみにも言いたくありません(頑固)。
きっと、アナタはそれを嫌がるだろうし、それにおかげさまで辛い思いもしましたからね(笑)。
だから、俺らもやっぱり中指を立てたいと思います。
アナタに出会えて良かった。
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蔡温ストリート. 2017年12月15日(ド快晴).
Plant&Soil.
II3 uno dos tres.
BAR 13 TRECE.
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